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ビジョンタイムラインのワークは、タイムラインの上を歩いていくワークです。

タイムラインとは、過去、現在、未来を繋ぐ一つのラインのことです。
自身の前方を未来、後方を過去と捉え、過去のラインを歩いた時にはには過去の記憶を思い起こし、未来のライン上には将来実現したいイメージなどを思い起こします。

ビジョンタイムラインのワークでは、このタイムラインの性質を利用し、過去の成功体験の感覚を充分に体感した後に、その経験を体感したまま望ましい未来をイメージし、ビジョンが実現した状態を体感するワークです。

具体的なワークの手順は下記の通りです。

1. 現在地点、ビジョンの達成地点などのタイムラインを決めます。
   
   
2. 未来の実現したい結果（アウトカム）を明確にします。
   「いつ」「どのくらい」などの具体的なデータも設定します。
   
   
3. 次の３つの質問をします。
   ・「その夢・欲しい結果は実現可能ですか？」
   ・「あなたは、それを実現する能力を持っていますか？」
   ・「あなたは、それを手に入れるのにふさわしい人ですか？」
   
   
4. 現在地点から、もう一度「実現したい結果（アウトカム）」を宣言します。
   
   
5. 未来に向かうタイムラインを歩き、時間の流れを感じながら、ビジョンの達成地点と現在地点との中間地点まで歩き、立ち止まります。そこで、中間地点から見えるイメージや音、身体感覚などを確認します。
   
   
6. さらに未来に向かって歩き、ビジョンの達成地点で立ち止まります。
   「実現したい結果（アウトカム）」を達成した状態を、イメージや音、身体感覚などを確認します。
   
   
7. 前を向いたまま後ろ歩きで一旦現在地点へ戻り、今度は過去の成功体験を探しに行きます。
   
   
8. 過去のタイムラインを後退しながら、１つ目の成功体験の場所で立ち止まります。
   その体験を呼び起こしながら、あたかも今起きているように体験を語ります。
   高揚した感情がピークに達する直前にアンカリングを行います。
   
   
9. さらに過去のタイムラインを後退しながら、８と同様に２つ目・３つ目の成功体験を語り、アンカリングを行う。
   
   
10. アンカリングの状態を保ちながら、タイムライン上で過去から現在に向かって歩き、３つのリソースを再度体験し統合していく。現在地点へ到着したら、現在の状態を確認します。
    
    
11. アンカリングの状態を保ちながら、さらに未来に向かってタイムラインを歩き、ビジョンの達成地点と現在地点との中間地点で立ち止まります。そして、中間地点から見えるイメージや音、身体感覚などを再度確認します。
    
    
12. アンカリングの状態を保ちながら、さらに未来に向かって歩き、ビジョンの達成地点で立ち止まります。
    「実現したい結果（アウトカム）」を達成した状態を、イメージや音、身体感覚などで再度確認します。
    
    
13. 「実現したい結果（アウトカム）」を体験している感じをあらわす言葉とポーズを決め、アンカリングします。
    
    
14. ワークを体験した後、「実現したい結果（アウトカム）」への感じ方がどのように変化したか、気づきや変化などを確認します。

ビジョンタイムラインでは、過去の成功体験の感覚を強くアンカリングするため、アンカリングの効果を利用して、目標達成を強力にサポートすることができるワークです。

ビジョンタイムラインのワークの解説・体験は、NLPプラクティショナー認定コースで行っています。