成功哲学ナポレオン・ヒルと実践心理学NLPについての考察

今回の記事では、両方を学び、
個人や企業研修でお伝えしてきた
キャリアをもとに、

このナポレオン・ヒルの成功哲学と
NLP(神経言語プログラミング)の違いや
共通点を3つに絞ってお伝えします。

その3つとは、
ゴール、人間関係、メンタルの3つです。

  • ①ナポレオン・ヒルとは。NLPとは。
  • ②3つのテーマ
  • ③まとめ
著者:足達 大和
全米NLP協会認定
NLPマスタートレーナー

当メディアサイトの運営元である「NLP-JAPAN ラーニング・センター」の専属トレーナー。
5,600回以上という圧倒的な回数の研修実績を持つ。

NLP-JAPANラーニング・センターとは、日本最大手の「NLP総合スクール」で、NLP業界の世界5大組織と連携。日本で唯一、NLPの基礎から大学院レベルまでの学びを提供している日本最高峰のNLPトレーニング機関。

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1.ナポレオン・ヒルとは。NLPとは。

ナポレオン・ヒルとは

ナポレオン・ヒルはあらゆる成功法則の源流と言われ、文化や歴史、そして国境を越える伝説の成功哲学と言われています。

20年の歳月をかけ、エジソンやヘンリーフォード、ロックフェラーをはじめ、実際に500名以上の成功者を取材し、その教えをまとめました。

その実績や影響は、ビジネスのみならず、政治、音楽、アスリート、教育といったさまざまな分野で今もなお影響をあたえ続けています。

またNLPとは、実践心理学や脳と心の取り扱い説明書と呼ばれ、

  1. 他者とのコミュニケーション
  2. 自分とのコミュニケーション
  3. 心理的なマイナス面の解消(トラウマやコンプレックスなどを含む)
  4. セルフイメージ/目標達成能力の向上
  5. 健康の維持・促進

といった分野をカバーするもので、こちらもビジネス、政治、教育やアスリートとあらゆる分野で活用されている心理技術です。

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2.3つのテーマ

今回ご紹介するテーマは「ゴール」「人間関係」そして「メンタル」についての考察を厳選してお伝えします。

2-1.ゴールについて

共通しているのは、未来に何をもたらしたいか、というゴールです。

これはあなたがどうなりたいか、どんな状況を生み出したいか、どんな結果を作りたいかということです。

ナポレオン・ヒルでは、「明確な目標」と表現され、その条件として、

  • 期日がある
  • 具体的である
  • あなたを成長させるものである。

こういった条件があります。

一方、NLPでは、「アウトカム」と表現し、期限や具体的にすることは同じですがユニークなのは、

達成した証拠を五感で表現することです。

(達成したあなたは何を見るのか、何を聞くのか、何を感じるのかと五感で表現すること)

共通点は、期限があること、具体的であることです。

  • 幸せになりたい。
  • 自信を持ちたい。
  • 明るくなりたい。

これらは不十分であるということです。

燃えるような願望、人生全てを賭けて手に入れたい明確な目標

とナポレオン・ヒルでは表現され、
自ら価値ありと認めた目標や願望を実現するプロセスを成功とよんでいます。

NLPはセラピーからスタートした分野ですので、具体的な目標というよりは、「望ましい状態」という表現もあり、

  • 幸せな感覚
  • 自信が溢れる感覚
  • 明るさや軽やかさの感覚

といった「ステート」を手に入れることもできます。

※このステートについてはあらためてお伝えします。

2-2.人間関係

達成や成功を謳うナポレオン・ヒルならではの人間関係についての教えが、

マスターマインドと言われる関係性です。

マスターマインドとは、

明確な目標を達成するための2人ないしはそれ以上の人たちによる、

調和された、知恵(そして知識)と努力の協力関係(もしくはそういう関係にある人を指す)

のことを言います。

ただの仲良しの集まりではない、ということです。

深く読み解くと、専門的な知識や経験を持つ人たちの集団、また、あなた自身より能力がある人たちの集団のことを意味します。

NLPでは、人間関係の悩みを解消することそのものを目的に生まれたコミュニケーションスキルでもあるので、

こういった人と一緒にいるといい、という概念はないのですが、クライアントとセラピストという関係性において、学ぶべきことが多くあります。

「NLPの前提」という考え方、そしてラポールと呼ばれる、相手との意識的な関係というより、無意識レベルでの関係性の構築に必要なスキルがNLPにはあります。

ペースしてリードする流れの中に必要なのがラポールスキルです。

相手の波長に合わせていくことで、2人の間にできるムードのようなものでもあります。

自分でも、相手でもない、2人の関係性で生み出される気づきや解決策などが生まれる大切な関係性がラポールです。

心理的に安全で、オープンで、何でも話せる状態です。

ナポレオン・ヒルのマスターマインドも定義とは別に、「思考のバイブレーション」と表現されており、

問題解決のミーティングなどで、新しいアイデアやひらめきが生まれることがありますが、

そういった現象はバイブレーションが高まり、第3の心が生まれた状態と言われます。

NLPにおいても同様に、相手と自分の波長で解決策が生まれることがあり、両方において波長やバイブレーションは必要なファクターと言えます。

2-3.メンタル

ナポレオン・ヒルではPMA(Positive Mental Attitude):積極的心構えが大切だと言われています。

メンタルについてNLPではステート(心身の状態)が大切だと表現されています。
さらに具体的な考え方として「NLPの前提」と呼ばれる考え方があります。

実は共通点がいくつかあります。

ナポレオン・ヒルでは、「諦めない限り失敗は存在しない」というメッセージがあり、

NLPでは、その前提として、「失敗はない。あるのはフィードバックだけ」と言われています。

また、

ナポレオン・ヒルでは、「できると思えばできる」と考え、

NLPでは、「誰かができるのであれば、私にもできる」と、

表現が違っていても、同じメッセージを伝えています。

2つを学びお伝えしながら大切だと思われるのは、

「柔軟性」というキーワードです。

ナポレオン・ヒルでは、「積極的心構え」と表現されますが、

その本質は柔軟性であり、目標達成を軸とした柔軟性で、さまざまな問題や課題、逆境を乗り越えていくことが大切だと説きます。

NLPでは、選択肢を持つこと、それが柔軟性につながる大切なことだと説き、

やっていることがうまく行っているのか、停滞しているのか、後退しているのか観察する鋭敏さが必要だと言われています。

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3.まとめ

今回は古典的な成功哲学の源流と言われるナポレオン・ヒルと最新の実践心理学、脳と心の取説とも呼ばれるNLPについて比較と共通点をお伝えしました。

今回お伝えしたのは、「未来のゴール」「人との関係」、そしてマインドセットも含む「メンタル」についてです。

文字以上の大切な部分があなたの深層に届き、お役に立つことを願っています。

NLP-JAPANラーニング・センター
NLPマスタートレーナー

足達大和

【参考】